日記

悲しい知らせ

投稿日:2019年6月18日 更新日:

一昨日、知人が亡くなった。
日本で毎年2万人以上が亡くなっているとされる死亡原因・・・で。
昨日その知らせを聞いた私は、その彼が亡くなった事に驚き、そしてあるキーワードが重なった事で、別の驚きも味わった。

私は普段、暇さえあれば小説を読むことは以前書いたとおりで、彼が亡くなった日は瀬尾まいこの『図書館の神様』を読み始めたところだった。その最初のほうに、女子高生の“自殺”が書かれていたことを思い出したからだ。

図書館の神様ではその後、川端康成の『抒情歌』の「死人にものいいかけるとは、なんという悲しい人間の習わしでありましょう」という冒頭部分を引用しながら、「私のせいなの?」「どうして死んだの?」「許してくれているの?」と、自殺した彼女に主人公の女性が問いかけている。

亡くなった彼の葬儀は、明後日執り行われる予定だ。
私はそこで彼の遺影に向かって手を合わせ、元気だった日の姿を思い浮かべながら「どうして・・・」「何があった・・・」「何を悩んで・・・」と問いかけ、そして最後に「ゆっくり休んでくれ」と言葉をかけるのだろう。

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