日記

叛徒(はんと)/下村敦史

投稿日:2015年5月6日 更新日:

新宿署の通訳捜査官・七崎隆一の家には『幸福な家庭』という花言葉を持つセージが植えられている。
しかし義父の自殺以降、家庭内は妻や中学生の息子との関係がギクシャクしていた。

そんなある日、新宿歌舞伎町の路地裏で中国人男性の他殺体が見つかった。
第一発見者の中国人の取り調べの通訳を担当することになった隆一は、殺人現場から逃げた人物が着ていたジャンパーの特徴を聞く。

帰宅した隆一は妻の美佐子から息子の健太が昨晩から帰っていないことを聞き、どこへ行ったのか手がかりになる物はないかと息子の部屋に入ったが、そこでとんでもないものを見つける・・・

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日本の技術を習得しようと希望を抱き渡ってくる中国人研修生。
それを利用し悪巧みを企てる中国の組織と日本の企業。

中国人を食いつぶす中国人とそれに手を貸す日本人。
そして脛に傷を持つ人間たちの、それぞれに秘めた思惑が絡み合うなかで、事件は意外な展開を見せながら解決へと進む。

『闇に香る嘘』で第60回江戸川乱歩賞を受賞した下村敦史の第2作。

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