毎朝、牛乳を飲みます。
冷蔵庫には常に1000mlの牛乳パックが入っています。
しかし、牛乳パックにくぼみがあることは、今まで全く気が付きませんでした。
いや、もしかしたら見えてはいたけど全く気にしなかったのかもしれません。
先日、下村敦史さんの『闇に香る嘘』という小説を読んで、牛乳パックの最上部にある「切欠き(きりかき)」という丸いくぼみを初めて知りました。
バリアフリー対応容器として、目の不自由な方が牛乳と他の飲料を区別でき、また切欠きの付いている反対側が開け口とわかるものだそうです。
恥ずかしい話をします。
ある朝のことですが、開いていた牛乳パックが空になり、新しいものを開けようとして、開け口ではない方を開けてしまいました。
近くで見ていた女房には、「ばっかじゃない~。“あけぐち”って書いてあるのが読めないの?」と言われてしまいました。
それからは、“あけぐち”を確認してから開けるようにしていますが、“切欠き”を知ってからはそれも確認しながら開けています。