加賀恭一郎シリーズ 第8作目
物語は、それぞれが短編の様に別れた九つの章で全体が構成され、そこに暮らす人間模様が巧みに描かれている。
ストーリー
小伝馬町のマンションで一人暮らしの四十五歳の女性が首を絞められて死んでいた。
練馬署から日本橋署に異動してきた“新参者”の加賀刑事が、人情あふれる日本橋界隈を舞台に謎を解いていく。
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名言
この物語にも加賀恭一郎の名言がいくつかありました。
「事件によって心が傷つけられた人がいるのなら、その人だって被害者だ。そういう被害者を救う手だてを探しだすのも、刑事の役目です」
「人殺しなんていう残忍な事件が起きた以上は、犯人を捕まえるだけじゃなく、どうしてそんなことが起きたのかってことを徹底的に追及する必要がある」
異動の経緯
シリーズ第2作の「眠りの森」で警視庁捜査一課の刑事だった加賀が、第三作「どちらかが彼女を殺した」では所轄(練馬署)に異動していた経緯が終わりの方で触れられています。
そして・・・
最後のセリフはかっこよすぎます。思わず「このやろ~」と呟いてしまいました。
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