最愛の妹が死んだ。
それは自殺なのか、だれかに殺害されたのか。
愛知県警豊橋署交通課に勤務する兄―和泉康正は、独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。
ひとりは妹の親友。もうひとりは、かつての恋人。
妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄。
その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。
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少ない物的証拠から仮説を立てるプロ―和泉康正と、状況に合致する仮説を立てる殺人事件のプロ―加賀恭一郎。
二人の推理に引き込まれながら、果たして結末は・・・。
どちらかが彼女を殺した・・・
究極の「推理」小説です。