“いなか村”から道路の側溝工事を受注した。
ちょうどそこには一軒住宅があり、工事期間中は車の出入りができなくなるので、工事に取り掛かる前に、そのことを相談するべく挨拶に伺った。
70代半ばの男性が一人で住んでおられ、そのことについて相談すると、近くの駐車場を借りるから心配はいらないとの事。
工事は2週間程度かかるので、大変ご不便とご迷惑をかけるのだが、文句のひとつもない。
それどころか、工事に使う材料などは駐車場へ置いても構わないと仰ってくれる。
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お言葉に甘えながら迎えた工事初日の朝。
現場に到着すると御主人が玄関から出てきて、朝茶を入れたからぜひ飲んでくれとベランダに案内される。
私が遠慮すると、「朝茶は災難よけなので飲まなければいけない」と仰る。
私は朝起きてから出勤までに、毎朝500cc~1リットル近く緑茶を飲む。
そのくらい緑茶好きなのだが、「朝茶は災難よけ・・・」という言葉(ことわざ?)は知らなかった。
その日から毎朝、入れていただいた「災難よけの朝茶」を頂いてから工事を始めている。
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